不動産業者の種類

一口に不動産業者と言っても、その職種や会社の種別は多岐にわたります。もちろん、求められる資格やキャリア・業務内容なども職種によって異なりますので、転職前には各職種の特徴などをしっかり調べて、ご自身に合った職種や挑戦したい職種を選びましょう。

不動産管理など、不動産業界の様々な種類のお仕事をこちらからチェックできます。

不動産業界の業種は大きく分けて2種類ある

まず、不動産業界の業種は、不動産・管理系と、建設・建築系の2種類に大別されます。そして、それぞれの業種に分類される主な職種をまとめました。

●不動産・管理系
・仲介(賃貸・売買)
・不動産管理
・営業(賃貸・売買・投資)
・事務
・事業企画及び用地仕入れ(事業を行うための土地の情報収集・現地調査・市場調査などを行い、それを基に事業計画を立てて見合う用地の仕入れを行う)
・プロパティマネジャー(不動産物件のオーナーに代わり、不動産経営を行う)
・アセットマネジャー(不動産投資を行う方に対し、投資用物件の管理や運営を行う)
●建設・建築系
・設計(建築・土木)
・営業
・測量
・施工管理(建築・土木・内装・電気設備)
・CADオペレーター・製図
・ビルメンテナンス

上記の職種の中には、聞き覚えのある職種や初めて知る職種もあるでしょう。また、例えば同じ営業でも賃貸・売買・投資と異なると、営業内容も変わりますので、転職に向けて不動産業界の職種を調べる際は、そういった違いにも着目しましょう。

未経験で不動産業界へ転職する際におすすめの職種

不動産業界への転職をお考えの方の中には、過去または現在不動産関連のお仕事をしているけど、同じ業界内で違う職種へ転職を目指す方もいれば、不動産関連のお仕事は全く経験がない方もいらっしゃるでしょう。そうした未経験の方が不動産業界へ転職される場合、どの職種を選べば良いのか迷われることもあるかもしれません。先程ご紹介した職種のうち、事業企画やマネジャー系・施工管理などは、より高度な専門知識やスキルが求められることが多い職種です。一方、営業や事務・仲介などは、専門的な資格を持っていなかったり、不動産に関する知識が浅い方でも比較的挑戦しやすい職種となっています。未経験でも専門性の高い職種を目指す方は、まず未経験でも挑戦しやすい職種に転職して経験を積み、その後更に挑戦したい職種へキャリアアップを目指すのも良いでしょう。

各職種で役立つ不動産関連の資格

法律・お金・建築・設計など、幅広い知識が必要となる職種が多い不動産業界では、そういった資格を有していることが転職に有利となることも多いものです。宅地建物取引士(宅建士)については、別の項目で触れていますので、ここでは宅建士以外で不動産業界への転職におすすめの資格をご紹介しましょう。

●管理業務主任者
マンションやビルなど、建築物の管理・維持などを行う資格。また、オーナーから管理業務の委託を受ける際、管理委託契約について必須の重要事項説明と署名・捺印、委託契約書の署名・捺印が義務付けられています。さらに、契約締結後はオーナーへ行う管理事務報告などもあり、物件管理を行う不動産会社への転職に有利です。
●ファイナンシャルプランナー(FP技能士)
不動産売買において、適正な住宅ローンのプランを提案したり、保険や年金・税金など、不動産売買に係るお金に関するアドバイスを行う資格。資格名はFP技能士と言い、1級から3級に分かれていますが、不動産業界への転職を目指すのであれば、より専門性が高くなる1級または2級FP技能士の取得を目指すと良いでしょう。

転職前に知っておきたい、不動産業界でよく聞く2つの業種

ところで、不動産業界の業種の中で、『ディベロッパー』と『ゼネコン』という2種類の言葉を見聞きしたことがありませんか?どちらも不動産業界内の職種なのですが、名前は聞いたことがあるけど、どういう業種なのかよく知らない方も少なくありません。そんなディベロッパーとゼネコンの違いについて、以下にまとめました。

●ディベロッパー(Developer)
不動産開発を行う事業者のこと。主な開発事業としては、大規模宅地・リゾート・駅周辺の再開発などが挙げられます。実際に開発を行っている企業の系統としては、財閥系・商社系・私鉄系などがあります。
●ゼネコン(General Contractor)
実際に建築工事や土木工事を行う事業者のこと。主な建築事業や土木事業としては、道路やダムなどの公共事業・タワーマンションや大型施設の建築などが挙げられます。

なお、ゼネコンの正式名称である『ゼネラルコントラクター』は、日本語では『総合建設業者』として訳されます。

上記のように、似ているようで役割が大きく異なるディベロッパーとゼネコン。不動産業界への転職にあたり、ディベロッパー系の企業やゼネコン系の企業への転職をお考えの方は、ぜひ両者の違いを覚えておきましょう。