大家さん相談所トップ > 修繕・営繕 > 入居中の修繕負担
新築分譲マンションを大手不動産会社に管理委託しております。
先日借主よりベランダ引き違い窓が開きづらいとの連絡が管理会社にありました。
管理会社は現状確認せずに、修理業者に依頼しました。
結果、窓ガラスサッシ上部はずれどめのネジがゆるんでいたため、少し下に下がっており、開けづらかったようです。
プラスドライバーのみの修理作業でした。
契約書には建具の金具の調整は借主負担と記載があります。
管理会社の担当は貸主負担と言います。
費用は修理費用以外、出張費、駐車場の費用も発生すると言っています。
ネジのゆるみは借主負担ではないでしょうか?
また、管理会社は通常、現状確認はしないのでしょうか?
管理委託契約書には、3万円以下は事後報告となっていますが、3万以下なら勝手に修理をし、すべて貸主負担にされるのは納得がいきません。
回答よろしくお願い致します。
こんにちは。
アップシードレジデンシャルの千葉と申します。
弊社は都内を中心に賃貸仲介及び賃貸管理を主業務とする不動産会社です。
さて、ご質問の内容を拝見致しました。
大手管理会社は管理戸数が多いため、軽微な内容については提携している修理業者に現地調査含め外注するケースが多いように思います。
また、管理委託手数料が低額の業者についても月に何度も現地へ出張すると経費倒れになるという理由から同様の対応を取るところが多いと聞きます。
もちろん担当者によっては、丁寧に対応してくれる方もいますが、上記のような管理会社の場合は全社的な方針として、コストをかけることを避ける傾向にあります。
もし、当社であれば本質問のような緊急性が低い事例の場合、その他の件と含めて現地へ往訪して状況を確認の上、業者へ修理を依頼するか否か判断する方法を取りますが、管理会社によってその対応はまちまちだと思います。
特に、大手会社の場合は「毎回必ず現地調査へ行ってから対応方法を協議して欲しい」と要望を出したところで、応じてくれる保証はありません。
その対応方法に疑問があるのであれば、一度担当者へ要望を伝えた上で是正されない場合は、他社への管理換えも検討されると良いかと思います。