入居前の解約に関するトラブル
2018/07/15 猫太郎 (和歌山県橋本市)
夫と別居することになり、1月に不動産会社所有の戸建ての賃貸物件を契約しましたが、家賃が発生している時期になっても、前住人の荷物を撤去してくれない。電気水道ガスの申し込み先を教えてくれない。従業員が鍵を自宅に持ち帰ったという理由で私に持参させた鍵を、返してくれない。連絡をすると言ったのにしてこない。等の事が色々とあり、家主（不動産会社社長）に対して信頼関係を築けないと判断し、３月、一度も入居することなく解約に至りました。私が支払ったのは、礼金10万、敷金20万（猫がいるため）、保証金⒊28万円、家賃⒋１万円。総額373,800円でした。全額は返せないと言われたので、私に支払い義務のあるお金は何にいくらなのか、総額ではなく、全て細かく箇条書きにしてくださいと頼み、月末にしか返金できないというので待っていました。が、全く連絡がなく２ヶ月が経過しました。その間に、私が引っ越す予定だったこと、家の場所、不動産会社の名前等を私の会社の人間が知っており、不動産関係者から聞いたようで、一人で引っ越すの？旦那は？など聞かれ、嫌な思いをしました。弁護士や消費者センター、全日本不動産協会などに相談に行き、お金を全て返して欲しい旨相談しました。協会の県支部からは、社長を呼び出して話を聞いたと連絡がありました。相手方の言い分として、『契約後なので礼金と家賃を返すつもりはない』『敷金と保証金はいつでも返せるように用意して（私が）解約合意書を書きに来るのをずっと待っていた』と言っていたそうです。（社長は3月、解約に当たって書かなければならない書類は特に無いと言っていた）協会からは、これ以上の介入はできませんと言われました。後日、解約合意書なるものが郵送されてきましたが、長期間放置された挙句の一方的な提案に納得できない旨手紙を添えて送り返しました。その後直接話をしようと思い不動産会社へ何度も出向きましたが、従業員の方から、社長は具合が悪くて寝ていると言われたり、連絡をくださいと言っても電話一本ありません。社長の携帯に何度かけても、着信拒否状態です。民事調停も考えましたが、相手方が話し合いを拒否した場合は終了してしまうとのことなので、今は弁護士さんに依頼して裁判をやるか、自分自身で簡易裁判所に少額訴訟の訴えを起こすか、県庁の宅建指導課へ相談に行くか、迷っている状況です。何かいい方法は無いでしょうか？
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はじめまして、株式会社シーブリーズ営業の本村と申します。
ご相談内容を拝読して同業社の対応として唖然としてしまいました。
この度は大変なトラブルになり猫太郎様のご心労をご察しします。
少し表現として失礼かもしれませんが、不動産会社様所有（代表者）今回の物件を、貸し出す考えがなかったのではと疑ってしまいます。また、守秘義務が守られてないようですね。どのような経緯で引越先や理由等が勤務先へ知れたのかも疑問に感じてしまいます。
このよな内容はしっかりと時系列で纏めておくことをご提案いたします。
さて、今後の相談先として考えられますのが不動産に強い弁護士事務所様。この場合は、依頼費用の方が高くなってしまう場合もありますので費用対効果でお考えください。
次にお書きくださった『少額訴訟』についてですが、原則1回の審理で判決が言い渡されますので早期の解決も望めると考えますが、証拠や資料となるものがしっかりと揃えてある事が望ましいでしょう。探さないとわからない、次回提出しますといった手段がとれない点については認められないと思いましたので注意が必要です。
合わせて県の宅建指導班へ実情を報告し協会へも相談はしたが介入が出来ないと話された方が解決は早いと考えますので、少額訴訟と宅建指導班への相談を並行して動かれてみてはどうでしょうか。
私も強制執行等の手続きで経験がありますが、裁判所でもきちんと記入の仕方等は教えてくれますのでご安心ください。
時間や心労といった事で大変だと思いますが、被害を受けている事の事実に間違いありませんので早期に解決できますよう願っております。
回答日：2018/07/15
※株式会社いえらぶGROUPは、回答内容の正確性、完全性または有用性等について、一切の責任を負いかねます。
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本村様。
長文を読んで頂き、ご回答を、ありがとうございました。
仰る通り、弁護士さんからは、費用対効果を考えると弁護士への依頼はお勧めしないと言われました。教えていただいたように、不安はありますが、少額訴訟と宅建指導班への相談を進めていこうと思います。
私が今住んでいるところは田舎の方で、大阪の父は『田舎はそんなもんちゃうんか』と言いましたが、そうなのかもしれません。同僚などに話すと、酷いな！ようそんなんで商売やってるな！という反応ではありますが…。
古い一軒家を借りようとしていたのですが、不動産会社に日当で雇われている便利屋さんのようなおじさんがいました。電気工事や家の修繕などをしているようでしたが、私の会社の人に色々と話していたようです。何しろ田舎なので、本人は世間話のような感覚だったのだろうと思います。
当の社長ですが、私が解約を申し出た時、『家を貸すのは初めてだった』と言っていました。こういう事が起きるまでは不動産屋さんの登録番号？記号？の見方などの知識もなかった私なのですが、いずれにせよ私はプロだと思ってお金を渡したので、こんな事になり信じられないと同時に非常に残念です。
2018/07/15 19:04:43 コメント：猫太郎
猫太郎様
ご連絡ありがとうございます。弁護士の先生へのご相談は最終の手段としてお考え頂ければと思います。お父様は寛大な心を持たれているかもしれませんが田舎だからという事で済む問題ではございません。また、自社のお客様の情報をやたらと口外する行為は、たとえ日雇いの方やアルバイトの方と言えどあってはならない行為です。
『家を貸すのが初めて』と言われているようですが、言い逃れにしか聞き取れません。契約金をお支払いになっている以上は、貸主には履行責任があります。不完全履行に該当するかの判断は分かりませんが、故意・過失による不履行ととらえられても仕方ないのではと考えてしまいます。
不動産会社である以上、不動産取引のプロである認識をもって取り組んで欲しいものですね。今後はしっかりと解決してもらえるように対応を願うばかりです。
補足ではございますが、不動産会社の免許番号と呼ばれる数字でございますが、（1）からはじまり5年毎に免許の更新があり以降一つ増えていきます。数字が大きいから安心できる、しっかりしている会社と判断するのは難しいと思います。
2018/07/16 09:37:14
本村様
県庁の宅建指導班に電話相談してみたのですが、『（仲介などではない）不動産業者所有の物件、の取引については、【宅建業の取引】に該当しない為、こちらでは対応しかねる』という回答でした。
電話を切った後、力が抜けてしまいました。
頼みの綱が、切れてしまいました。
本村様、面倒な内容の相談だったと思うのですが、親身になって頂き感謝しています。
不動産屋さんがみんな、本村さんのような方だったらよかったです。
弁護士さんに依頼するしないに関わらず、残るは訴訟、裁判、しかない状況になりましたので、冷静に考えて、頑張ってみます。
ここで相談してみて、良かったなと思っています。本当に、ありがとうございました。
2018/07/17 22:03:50 コメント：猫太郎
本村様
県庁の宅建指導班に電話相談してみたのですが、『（仲介などではない）不動産業者所有の物件、の取引については、【宅建業の取引】に該当しない為、こちらでは対応しかねる』という回答でした。
電話を切った後、力が抜けてしまいました。
頼みの綱がまた、切れてしまいました。
本村様、面倒な内容の相談だったと思うのですが、親身なアドバイスを頂き、感謝しています。
不動産屋さんがみんな、本村さんのような方だったらよかったです。
弁護士さんに依頼するしないに関わらず、残るは訴訟、裁判、しかない状況になりましたので、冷静に考えて、頑張ってみます。
ここで相談してみて、良かったなと思っています。本当に、ありがとうございました。
2018/07/17 22:17:10 コメント：猫太郎
猫太郎様
定休日の為ご連絡が遅くなり申し訳ありませんでした。
内容拝見いたしました。恐らく宅建指導班の方も今回の取引は民法の部類に入る事から介入はしないとの判断だと思います。（大家さんから借りる）但し、指導はすると思ったのですが・・・その様なご回答はなかったみたいですね。気になったので私の方でも関係各位へ聞き取りしましたが、業者（不動産所有者）への指導は行う場合があるようでした。
少額訴訟含めました契約の履行がなされない損害賠償等含めた（民法上の取引）と言えますので、不動産関係にも携わっていらっしゃる司法書士の先生へもご相談されるのも良いでしょう。
時間は少し要してしまいますが、一つ一つ手順を踏んでいかれましたら解決へと結ばれていくと思います。このような形からのアドバイスになってしまいますが、早期に解決できます事を願っております。
2018/07/19 10:22:46
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